2025年度助成団体の決定を受けて－代表理事コメント－

当財団では、九州の未来を担う子どもたちの健やかな成長を応援するため、九州各地の諸団体が取り組む活動への助成事業を行っており、カーボンニュートラルの実現やＳＤＧｓ達成に向けた気運向上のため、2021年度から子どもたちの環境意識醸成を目的に「子どもたちの自然を大切にする心を育む活動」をテーマに公募を行っています。

今回は、従来の応募コースに加えて「複数年助成コース」を新設したこともあり、長期的・安定的な活動を志向する団体をはじめ、多数の応募をいただき、昨年度を大きく上回る応募数となりました。応募いただいた活動は、漂着ゴミ問題・放置竹林といった身近な環境問題を解決する取組みや、山・川・海の恵みなど九州の豊かな自然を活用した取組みが数多く見られました。なかでも、今回助成させていただく20団体の皆さまの活動は、プログラムにおける「学び」と「体験」のバランスがよく、テーマの主役である“子どもたち”の環境保全意識の向上に効果的に働きかけているものと考えています。

今後、各団体の皆さまの活動へ参加した子どもたちの心の中に、地域の美しい自然への気づきと環境保全の大切さを未来につなげていく気持ちが芽生えるとともに、ひとりひとりの行動が九州の豊かな自然環境と子どもたちの輝く未来につながっていくことを心から期待しております。