さまざまな体験を通じた次世代育成
団体プロフィール
NPO法人 たわわハートねっと
私たちは、平成22年に宮崎県で発生した家畜伝染病「口蹄疫」を経験し、その復興において、今の時代に合った地域のつながりを再構築することを目的として平成23年に設立しました。(平成29年にNPO法人化。)私たちは、「自分たちの地域は自分たちで作る。」を合言葉に、地域の課題解決のための様々な活動を行っています。その活動の拠点となっているのが、都農町にある「都農ふれあいの居場所」です。ここには、赤ちゃんから高齢者まで、障がいの有無や居住地にも関わらず、いつでも誰でも来ることができます。ここを拠点に多様な方とのふれあいを通して、生きがいを見つけ、互いにたすけあうことができる地域を目指して活動しています。
活動内容について教えてください。
今回の活動の裏テーマは、名付けて「帰って来いよ!ブーメラン作戦!」です。子どもの頃の「楽しかった」「嬉しかった」などの思い出がふるさとの愛着につながって、一度はふるさとを離れても、またいつか帰ってきてくれるように!また帰ってこられなくてもふるさとの力となってくれるように!との願いで、地域の方を巻き込んだ様々な体験活動を行いました。
お料理上手なおじちゃん、おばちゃんから教わった「かしわだんご作り」や「そばうち」、農家のおじさんからは「さつまいもの苗植え・さつまいも掘り」、遊びの達人のおじさんには「カブトムシとり」、大工のおじさんには「自分だけの本棚づくり」、防災士の方からは「できるだけ火や水を使わない防災クッキング」、夏には居場所で子どもの「夏祭り」を行い、ハロウィンには、仮装をして地域のゴミ拾いをしたり、12月には子どもたちが小さなサンタになって一人暮らしの高齢者のお宅や施設へ訪問してカードのプレゼントをしたりしました。どの活動でもみんなで楽しむにはどうしたらいいか、子どもたちが自分たちで考えながら進めることができました。
お料理上手なおじちゃん、おばちゃんから教わった「かしわだんご作り」や「そばうち」、農家のおじさんからは「さつまいもの苗植え・さつまいも掘り」、遊びの達人のおじさんには「カブトムシとり」、大工のおじさんには「自分だけの本棚づくり」、防災士の方からは「できるだけ火や水を使わない防災クッキング」、夏には居場所で子どもの「夏祭り」を行い、ハロウィンには、仮装をして地域のゴミ拾いをしたり、12月には子どもたちが小さなサンタになって一人暮らしの高齢者のお宅や施設へ訪問してカードのプレゼントをしたりしました。どの活動でもみんなで楽しむにはどうしたらいいか、子どもたちが自分たちで考えながら進めることができました。
どのような思いで活動していますか。
現在、私たちの住んでいる町は高齢化率40%と子どもが少ない状況です。また、町にある唯一の高校も廃校になるため、中学を卒業すると進学するためには必ず町外へ出なくてはならず、今後若者の流出がさらに進むと予想されます。また、共働き世帯も多く、子どもに色々な体験をさせたくても時間や心の余裕がないため、手間をかけずに、安全に管理された中で子どもたちが遊ぶことが多いと感じます。
この活動を通して感じたことは「見守り、任せる」ことの大事さでした。活動にあたり、子どもたちに団体名を作ってもらったのですが、大人が口出ししなくても話し合いを進め、互いの意見を否定せずに作ってくれたことにとても感動しました。ちなみに団体名は「ドキドキねっとワーク」です。ドキドキするような楽しい体験をたくさんしながら友だちをいっぱい作っていきたいという意味で、太陽をイメージしたロゴまで作ってくれました。また地域の方も進んで活動に協力してくれ、主催する側も思い切り活動を楽しめたことは、大きな収穫でした。
これからもみんなで楽しみながら、地域を大事に想う人を育てる活動を行っていきたいです。
この活動を通して感じたことは「見守り、任せる」ことの大事さでした。活動にあたり、子どもたちに団体名を作ってもらったのですが、大人が口出ししなくても話し合いを進め、互いの意見を否定せずに作ってくれたことにとても感動しました。ちなみに団体名は「ドキドキねっとワーク」です。ドキドキするような楽しい体験をたくさんしながら友だちをいっぱい作っていきたいという意味で、太陽をイメージしたロゴまで作ってくれました。また地域の方も進んで活動に協力してくれ、主催する側も思い切り活動を楽しめたことは、大きな収穫でした。
これからもみんなで楽しみながら、地域を大事に想う人を育てる活動を行っていきたいです。
今後の展望や目標を教えてください。
現在、町内ではスポーツ少年団などの習い事のような団体は多数ありますが、子どもたちが自ら考え自主的に活動する機会がありません。また、子どもからお年寄りまでの様々な世代が一緒に活動できる場も少なく、親、先生以外の大人が関わることがほとんど無いのが現状です。「近所の面白いおじさんと遊んだ」といったような斜めの関係性を、今後もこの活動の中では意識して作り出したいと考えています。
私たちは、地域での様々な活動、多世代が交流しながら行う共通の体験などを通して、思い出作りや郷土愛を深めるのはもちろんのこと、子どもたちにはコミュニケーション能力や協調性、「自分のことは自分でする、困った人の助けになる」といった自立心や自発性、地域に進んで貢献できるような人になるといった、自分の内側から沸き起こる生きる力を、同じ体験を通して築いた仲間と一緒に育んでほしいと思っています。活動を通じて成長した子どもたちが、次は地域の様々な活動に携わり、地域とのつながりや多世代交流の大切さを次の世代に広めていってほしいです。
私たちは、地域での様々な活動、多世代が交流しながら行う共通の体験などを通して、思い出作りや郷土愛を深めるのはもちろんのこと、子どもたちにはコミュニケーション能力や協調性、「自分のことは自分でする、困った人の助けになる」といった自立心や自発性、地域に進んで貢献できるような人になるといった、自分の内側から沸き起こる生きる力を、同じ体験を通して築いた仲間と一緒に育んでほしいと思っています。活動を通じて成長した子どもたちが、次は地域の様々な活動に携わり、地域とのつながりや多世代交流の大切さを次の世代に広めていってほしいです。
本記事をご覧いただいている方々へのメッセージを自由にどうぞ。
子どもたちが地域の方たちと楽しくふれあえる姿に喜びを感じます。また、この活動を通して、子どもたちだけでなく、私たち大人も地域の方たちと交流することで、地域の新たな魅力を再認識することができました。
今では、「次の活動は何をするの?」「こんな活動をしてみたい!」といった声も聞けるようになりました。地域の方たちからも、「お手伝いをしたい」「またこのような活動をしてほしい」といった声もあります。新たに参加してくれる子どもたちや地域の方たちも増えてきているので、多世代交流の大切さが少しずつ地域に芽生えてきているなぁと実感しています。
今後は、ほかの地域で活動している団体との交流や、ほかの地域での活動も視野に入れていき、多世代交流の大切さを一人でも多くのひとたちにわかって頂ければと思います。
【回答者】事務局長 坂田 由里
地域や異世代間の交流を通じて人間性を育む子育て活動に共感します。これからも頑張ってください。
子どもの頃からの地域での活動が地域活性化につながっていくというコンセプトに共感しました。
高齢者とこどもたちの関わりが素敵だと思いました。地域の力、大切ですよね。
小さいうちからいろんなひとと関わって、遊んで、学んでほしいと思っているので活動に共感が持てました。