郷土教育を通じた次世代育成
団体プロフィール
結シアター手舞
「国民文化祭かごしま2015」をきっかけに、鹿児島県徳之島の中高生で活動する結シアター手舞が演じる“島口ミュージカル「結―MUSUBI-」”は、徳之島の島口・島唄・闘牛・島の芸能を織り交ぜたミュージカル。「国文祭だけで終わりたくない!」という中高生の熱意と想いに共鳴した天城町連合青年団を中心に、保護者や賛同者の支援を得て継続しており、これまでに延べ12回の公演と地域イベントに200回以上出演し、地域の中に根付きつつあります。
活動を通して、「島口を含めた文化や歴史の継承」「世代を超えたつながりから生まれる人材育成」「地域、町、島の活性化」「子どもたちのやりがい、居場所づくり」を目指して情熱的に活動しています。
活動を通して、「島口を含めた文化や歴史の継承」「世代を超えたつながりから生まれる人材育成」「地域、町、島の活性化」「子どもたちのやりがい、居場所づくり」を目指して情熱的に活動しています。
活動内容について教えてください。
結シアター手舞メンバーによる、“島口ミュージカル「結―MUSUBI-」”を公演しています。舞台の内容は、明治維新の立役者「西郷隆盛」が徳之島に滞在中、世話役を務めた徳之島の「琉仲祐(後の徳嶋(とくのしま)仲(なか)祐(ゆう))」ら、島の人々との交流や当時の出来事を徳之島の歴史・文化・伝統芸能・島唄三味線・島口をベースに、現代音楽とダンス取り入れ、新たなミュージカルとして軽快に再現しています。
活動の魅力は、島口ミュージカル活動の出演者・バンドすべてが中高生であり、素人とは思えない演技、迫力のあるダンス、心に響く生演奏で公演を行っているところです。また、地域のいろいろなイベントにもたくさん出演させてもらい、地域の方々と結び付きが深くなり、中高生の地域での活躍の場が広がりました。
2018年度は明治維新150周年、大河ドラマ「西郷どん」も放映され、この二つの大きな好機を活用し、初の島外公演をすることで、県全体更には全国へ島の文化、鹿児島の文化としてPRを図り、文化の発展・地域活性化につなげていきたいです。
活動の魅力は、島口ミュージカル活動の出演者・バンドすべてが中高生であり、素人とは思えない演技、迫力のあるダンス、心に響く生演奏で公演を行っているところです。また、地域のいろいろなイベントにもたくさん出演させてもらい、地域の方々と結び付きが深くなり、中高生の地域での活躍の場が広がりました。
2018年度は明治維新150周年、大河ドラマ「西郷どん」も放映され、この二つの大きな好機を活用し、初の島外公演をすることで、県全体更には全国へ島の文化、鹿児島の文化としてPRを図り、文化の発展・地域活性化につなげていきたいです。
どのような思いで活動していますか。
この活動が徳之島の新しい文化として根付き、地域を活性化させる起爆剤になるという強い信念で活動しています。
しかし、その想いとは裏腹に、徳之島の人口はどんどん減少しています。今、島を発展・繁栄させていくには何が必要かを考えると、次世代を担う「若者」が活気に満ち溢れ、常に向上心という志を抱き、島を愛し想う気持ちを堅持して「帰郷」してもらえることではないかと考えます。
私たちは、この一助となるべく、純粋に「地域に貢献したい」という実直な想いで活動し、その結果「喜びや信頼、感謝する心」を育んできました。また、メンバー個々の大きな成長には目を見張るものがあり、それを目の当たりした大人達も自分自身をもう一度見つめ直すきっかけとなったようです。そして何より「一生懸命はかっこいい!」を活動のモットーとして、世代や年齢を超えた繋がり、地域の方々との関わりを大事にして活動しています。活動を支え、応援してくれる「全ての人におぼらだれん(ありがとう)」を伝える渾身の舞台を末永く行っていきたいです。
しかし、その想いとは裏腹に、徳之島の人口はどんどん減少しています。今、島を発展・繁栄させていくには何が必要かを考えると、次世代を担う「若者」が活気に満ち溢れ、常に向上心という志を抱き、島を愛し想う気持ちを堅持して「帰郷」してもらえることではないかと考えます。
私たちは、この一助となるべく、純粋に「地域に貢献したい」という実直な想いで活動し、その結果「喜びや信頼、感謝する心」を育んできました。また、メンバー個々の大きな成長には目を見張るものがあり、それを目の当たりした大人達も自分自身をもう一度見つめ直すきっかけとなったようです。そして何より「一生懸命はかっこいい!」を活動のモットーとして、世代や年齢を超えた繋がり、地域の方々との関わりを大事にして活動しています。活動を支え、応援してくれる「全ての人におぼらだれん(ありがとう)」を伝える渾身の舞台を末永く行っていきたいです。
今後の展望や目標を教えてください。
徳之島全体の魅力を伝える存在として「結シアター手舞」が徳之島の人から愛され、応援され続ければ、それは徳之島の歴史や文化を未来に継承することにも繋がると思います。また、青年団が活動に関わることで、メンバー達が大人になったときに躊躇なく青年団活動にも参加し、それがいずれは地域を盛り上げることに繋がるのではと期待しています。いろいろな地域のリーダーが「結シアター手舞」を卒業したメンバーだねといわれるぐらい、地域に愛着をもち、活性化へ貢献し、人口流出の歯止めとして一役を担うことに大いに期待しています。
鹿児島、福岡、大阪などの大都市や最終的には東京国立劇場での公演を開催し、誰もが知っている徳之島となるよう、またずっとずっと徳之島があり続けるため、みらいのためにも常に進化し続ける、受け継がれていく団体になるようがんばります。
鹿児島、福岡、大阪などの大都市や最終的には東京国立劇場での公演を開催し、誰もが知っている徳之島となるよう、またずっとずっと徳之島があり続けるため、みらいのためにも常に進化し続ける、受け継がれていく団体になるようがんばります。
本記事をご覧いただいている方々へのメッセージを自由にどうぞ。
2018年度は初となる沖縄・奄美公演を行いました。沖縄公演では、同じ志をもった仲間たちと稽古や交流活動も行い、多くの刺激を受けました。この島外公演を開催するにあたり、たくさんの方々が応援・協力して下さり、改めて人と人とのつながりは、何ものにも代え難い私たちの財産だと実感しました。また、インターネットやSNS環境に恵まれた現代において、島であっても地域や人とのつながりが希薄化する中で、活動する中高生たちが‘人は人との関わりで成長するんだ’ということを活動を通して体感し、学校生活や地域活動においてもリーダー的存在として活躍し始めております。また、自分たちのルーツに、祖先に感謝し、徳之島に生まれ、育ったことを誇りに思っています。一人一人が、主役で輝くこの活動をどうかどうか今後も継続していきたいと思っています。たくさんの方に愛され、応援してもらえたらありがたいです。
【回答者】事務局 峰岡 あかね
島の若者のエネルギーをミユージカルを通して爆発させ、人や地域と一緒になった活動により、島全体の活性化に貢献するものと信じています。
自分たちのルーツに、祖先に感謝し、徳之島を誇りに思う気持ちにとても賛同します。
徳之島の若者の頑張り様が伝わってきます。今後も頑張ってもらいたいです。