いとしま手伝い隊(旧はるかぜ手伝い隊)

いとしまこども食堂

  • 少女

    さまざまな理由から地域離れしていて、同じマンションの人、隣の家の人ですらよくわからないという状況が当たり前の今、地域の繋がりは人の心を豊かにするものだと思います。

  • 現在地方の活性化が急務となっており、特に子供や地域の中学校それに九州大学のボランティアとのコラボでの活動は、今後の日本の地域のコミュニケーションのあり方の模範となるような取り組みと思います。
    頑張っていって全国に広げてください。

    中年男性
  • 成人女性

    糸島の自然豊かな土地で子供たちと大学生や大人たちが一緒に素敵な経験をできるこのこども食堂は、現代の子供たちにとっても、そして大人たちにとっても大変有意義で素晴らしい時間になると思います。
    とても興味がありますし、応援しています!

子どもの居場所づくりや心のケア
団体プロフィール

いとしま手伝い隊(旧はるかぜ手伝い隊)

私たちは2016年11月1日、旧はるかぜ手伝い隊として発足し、2018年12月1日より糸島市内全体から参加しやすいよう、福祉関係の方も気軽に遊びに来られるよう、場所を「糸島市健康福祉センターあごら」に変更し、名称も「いとしま手伝い隊」として、月に1回、いとしまこども食堂~ほっこり~を運営しています。
中学生のボランティアさん、九州大学の学生さんなどの支援のもと、「温かいごはんが命と心を元気にしてくれる」という信念をもち、「生活困窮者」だけではなく、いろんな人の居場所となり、さまざまな世代の人が一緒に触れ合うことで孤立をなくし、自立と自律をうながし、「生き抜く力を育む活動」に取り組んでいます。



 

活動内容について教えてください。

月に1度、「多世代ふれあいの場」として、こども食堂~ほっこり~を開催しています。赤ちゃん連れの若い方から高齢者まで幅ひろく誰もが参加でき、友達作り、物づくり、居場所作り、自分らしくいられる、やさしく楽しい気持ちになれる癒しの場所になるよう取り組んでいます。
さまざまな年代の方が一緒に活動することで、コミュニケーション能力アップに繋がり、こども達が自分を冷静にコントロールできる力「精神的な自律」と自分で物事が行える「自立できる」よう支援しています。
栄養士、調理師など、様々な資格をお持ちの方、80代の方、認知症の方、有志の方々がこども達に料理やお米のとぎ方、洗濯物のたたみ方など、わかりやすく支援され、日本の文化、折り紙、そば打ち、俳句、踊り、絵画なども取り入れ、中学生がさまざまな係りについて子ども達と一緒に活動し自尊感情を高めています。
また、九州大学の学生をはじめ、さまざまな大学の学生や留学生の参加もあり、学習支援や進路相談にのったり、異文化交流もおこなっています。
安心安全な場所を心掛け「楽しく、美味しく、来てよかった、また来たい」とリピーターも多く、笑顔がいっぱい、あふれています。



 

どのような思いで活動していますか。

自分達が楽しく、笑顔で活動できないと来てくださる方々は笑顔になれません。
できる人ができる時に誰もが金銭的、心身ともに負担が無く、和気あいあいとしていて「来てよかったと参加者もスタッフも思えるような活動にしたい」この気持に共感した人が集まりました。
今の社会は核家族、ひとり親家庭、高齢者だけの独居、食事も孤食や欠食、偏食、ファーストフードの増加など、どの世代でも人と人との繋がりが薄れてきました。
また、インターネットの普及により顔が見えないところでの誹謗中傷する事も多くみられます。そうした中、心にやさしさの花を咲かせたい。やさしさであふれる地域にしたいという思いを形にしたい、社会はこども達だけで成り立っているものではありません。いろんな人がいます。「こども達にいろんな体験をさせたい」「地域の宝であるこども達を支えたい」こういう思いがある方、やさしさあふれる方々とふれあうことによって、こども達はまっすぐ育ちます。
そのような人とふれあう中で「私も役にたっている、役にたちたい」と思うこども達の増加と「ここに住んでよかった、住み続けたい」と思える地域に根付いた活動にしたいという思いで活動しています。



 

今後の展望や目標を教えてください。

糸島市内でもいろんな熱い思いをもってボランティアをされている団体が多々あります。その団体の得意分野を活かし、季節にあった、時代にあった旬の活動を取り入れ、普段では体験できないようなことを、連携しながら取り組みたいと思います。
また、支援していただいた小学生が中学生になり、支援する側になり、継続して参加してくれています。そのようなやさしい気持が継続できるよう、いろんなアイデアを言いやすい雰囲気を作り、可能な限り実現できるよう取り組んでいきたいと思います。
若い子育て世代を孤立させないような取り組み「離乳食の作り方」「ハンドマッサージ」など、リラックスできるような状況と子育てを相談できるような仕組みを作りたいと思います。
そのためには、小さいお子様も一緒に参加できる内容を考えたり、場合によっては「託児サークルさんとコラボ」しながら活動したいと思います。
最後に、糸島に特別支援学校もできることが決まり、外国の方々の人口も千人超えました。そのような方々も気軽に参加できるような内容を考え、参加者、スタッフ、そしていつも食品や文房具等提供してくださる方々、この三者が笑顔になれるようにがんばります。



 

本記事をご覧いただいている方々へのメッセージを自由にどうぞ。

いとしまで「こども食堂~ほっこり~」を開催している、いとしま手伝い隊です。
私たちは運営する側、ボランティアとして参加してくださる方々、品物を支援してくれる方々など、多くの人のお力を借りて、来てくださる方々と一緒に食事やさまざまな体験を通して「笑顔を共有できる時間を過ごす」ことを目標とし、大きな輪が広がっています。
自分のできる事や特技を活かし、みんなでアイデアを出し合いながら、さまざまな体験を多世代が一緒に行うことで、ひとりではできない事でも、みんなが集まると大きなパワーがうまれ、やり遂げた時、笑顔があふれています。
「生きている実感と生きるって楽しい、いろいろあるけどがんばろう、ほっこりに行けばみんなと会える、みんなが待っている」このように思える、そして自分の人生において、個々が主役でいられる素敵な場所だと思っていますので、ぜひ、1度遊びに来てください。皆様のご参加を心よりお待ちしています。



【回答者】代表 笹渕 隆広

活動報告一覧へ戻る