九州電力㈱が社有林として管理する広さ約4,400ヘクタール(福岡PayPayドーム約630個分)の広大な森。元々、水力発電のための水を安定的に供給することを目的とした「水源涵養林」として整備されましたが、伐採した木は電柱の材料としても利用してきました。
現在も美しく管理されている「くじゅう九電の森」は、豊かな生態系や水を育む森の役割を果たすのはもちろん、環境教育や林業を志す人材を育む場所としても活用されています。
森の講話(20 分)
森の中の教室で、地球温暖化の現状や森の役割について学習します。
また、講話の後は、森の役割のうち、「水を蓄える」機能と「土砂災害を防ぐ」機能を実験を通して確認します。
林業体験(60~90 分)
日常では経験することのできない森の仕事(間伐)を体験します。実際に森の中に入り、スギ・ヒノキなどの針葉樹をノコギリを使って伐採し、太陽光が降り注ぐことで発揮される森の機能について理解を深めるとともに、森林を適正に管理することの重要性を認識していただきます。伐採後は、切りたての木の香りをかいだり、切株を観察したり、年輪を数えるなど五感を使って体験します。
森林観察(60~90 分)
約800 メートルの散策路で、様々な植物や昆虫を観察します。
森が多様な生き物を育んでいることや、人が適正に管理することで森が守られることについて、理解を深めていただきます。
また、五感を使って観察することで、より身近に感じられ、「自然を大切にする心」を育みます。
森の工作(60~90分)
間伐材を使った黒板づくりや森の枝を使った鉛筆づくりを行います。プログラムを通して、森林資源を活用することの重要性を学びます。カッターナイフを使いますが、スタッフによる安全な使い方の指導や丁寧なサポートにより、カッターナイフを使ったことがなくても大丈夫です。制作物は、一日の思い出として持ち帰ることができます。
~子どもたちの「自然を大切にする心」を育んでいます~
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