2020年度 坊ガツル湿原の希少植物保護活動を実施しました

2020年8月3日

2020年度坊ガツル湿原の希少植物保護活動を実施しました

８月２日、大分県竹田市の坊ガツル湿原で「希少植物保護活動」を行いました。この活動は坊ガツル湿原に生息する「コウライトモエソウ」や「クサレダマ」など、絶滅の危機に瀕している植物の生態系を守るため、もともとこの場所にいなかった植物（外来植物）を駆除するものです。
この日は、環境省、九重の自然を守る会などの地域の皆さまのほか、九電グループの社員・家族など約80人が参加し、４班に分かれて、外来植物を根ごと抜き取る作業を行いました。
今回は、屋外での活動とはいえ、新型コロナウイルス感染拡大防止対策を講じて実施。密接・密集を避けるため、出発式・解散式も行わず、必要最低限の事務連絡のみ行いました。

受付では新型コロナ対策の検温も実施

今回は場所を変えて事務連絡

九州電力㈱の和仁大分支店長からご挨拶いただきました

今回は「ヒメジョオン」を中心に駆除を実施。環境省のご指導のもと、参加者の皆さんには1本1本手で丁寧に抜き取っていただきました。この日は、真夏日となり、新型コロナウイルス感染拡大防止策としてお願いしたマスク着用により、参加者が熱中症になるのではないかと心配していましたが、適度な休憩と水分補給をこまめに行うことで、無事に作業を進めることができました。

今回駆除した「ヒメジョオン」

班に分かれて作業開始！

暑い中、マスクを着けての作業は大変です！

大群落も地道に駆除作業

親子で仲良く作業！

人との距離を保ちながらの作業

作業は、皆さまの頑張りのおかげで、予定よりも30分早い約１時間半で終了。
大群落のエリアもあったので、活動後は、種子の拡散を防ぐために、参加者の長靴も洗浄するなど環境省にご指導いただき、新たな対策にも取り組みました。
今回駆除したヒメジョオンの量は、２ｔトラック１台分にもなりましたよ！

作業後は種が拡散しないよう長靴を洗浄

駆除した外来植物

きれいな空気、緑美しい湿原、そびえ立つ雄大な山々の中での活動は、とても爽快でした！
今回の坊ガツル湿原では、ハンカイソウやカキランなどの希少植物もたくさん咲いていましたよ～♪

ハンカイソウ

ノハナショウブ

カキラン

短い時間での活動でしたが、自然の雄大さを感じることのできたひとときでした。
特に、家族や夫婦でご参加いただいた皆さまには、夏の日のすてきな思い出になったのではないでしょうか。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました！

九電みらい財団では、この他にも野焼き活動など湿原の保全活動に地域の方々と取り組んでまいります。皆さんもこの美しい坊ガツル湿原に是非お越しください！

2020年度 坊ガツル湿原の希少植物保護活動を実施しました

2020年度坊ガツル湿原の希少植物保護活動を実施しました