くじゅう坊ガツル湿原一帯の豊かな自然を守るために

2019年7月13日

坊ガツル湿原の生態系を守ろう!~希少植物保護活動を実施しました~

7月13日、大分県竹田市の坊ガツル湿原で「希少植物保護活動」を行いました。この活動は坊ガツル湿原に生息する「コウライトモエソウ」や「ノハナショウブ」など、絶滅の危機に瀕している植物の生態系を守るため、もともとこの場所にいなかった植物(外来植物)を駆除するものです。

当日は、早朝より小雨が降っており開催自体も危ぶまれましたが、少雨決行ということで実施。
雨天にもかかわらず、環境省をはじめ、九重の自然を守る会など地域の皆さんのほか、九電グループの社員・家族など、総勢81名に参加いただきました。

出発式で九州電力を代表して早田大分支社長からご挨拶

出発式で九州電力を代表して早田大分支社長からご挨拶

環境省の神代様からも作業の趣旨や手順について説明いただきました。

環境省の神代様からも作業の趣旨や手順について説明いただきました。

今年も、昨年に引き続き「ヒメジョオン」を中心に駆除を実施。(昨年の作業エリアの一部では、ヒメジョオンの姿が見られなくなっており、活動の成果が確認できました。)
みなさんは、4班に分かれて作業エリアに分散し、リーダーより作業範囲や作業方法について改めて説明を受けて、小雨のなか作業開始。
外来種の拡散を防ぐため、湿原の奥には入らないよう呼びかけ、道沿いのヒメジョオンを1本1本手で丁寧に抜き取っていただきました。

各班の作業場所に到着後はリーダーより改めて作業内容を説明

各班の作業場所に到着後はリーダーより改めて作業内容を説明

班に分かれて作業開始!

班に分かれて作業開始!

道沿いのヒメジョオンを手で抜き取ります。

道沿いのヒメジョオンを手で抜き取ります。

小学生も親子で参加してくれました!

小学生も親子で参加してくれました!

木道沿いも!

木道沿いも!

袋に山盛りです!

袋に山盛りです!

小雨のなか、作業も順調に進んでいましたが、作業開始から1時間ほどで、急に雨風が強くなってきたため、急遽予定を変更し、作業を早めに切り上げました。
参加者の皆さまには、急いで大船林道終点まで戻っていただきましたが、びしょ濡れになられてた方もいらっしゃいましたので、お弁当を配布し、記念撮影をして解散となりました。

当初は、作業終了後に坊ガツル湿原でお弁当を食べて、帰路では自然観察会を実施する予定でしたが、残念でした。
 

ノハナショウブも咲いていましたよ!

ノハナショウブも咲いていましたよ!

イブキトラノオも風になびいてました!

イブキトラノオも風になびいてました!

青空の下で食べる予定だったお弁当

青空の下で食べる予定だったお弁当

今回は、残念ながら雨の中での活動となりましたが、ご参加いただいた方々にとても感謝しています。
当初予定していたすべてのエリアの駆除を終えることはできませんでしたが、7割程度は駆除できたようです。

九電みらい財団では、引き続き、野焼き活動など湿原の保全活動に地域の方々と取り組んでまいります。皆さんもこの美しい坊ガツル湿原に是非お越しください!

ご参加いただいた皆さん、本当にありがとうございました!

ご参加いただいた皆さん、本当にありがとうございました!