2019年8月17日
美しい湿原を守ろう‼ ~坊ガツル湿原で「輪地切り」を実施しました~
坊ガツル湿原は、毎年春に実施する「野焼き」により灌木や雑木を焼き払い、害虫を駆除し、植物の新しい芽吹きを促すことで、湿原としての環境を維持しています。この「野焼き」の準備作業である「輪地切り」を8月17日に実施しました。今回も、地元の自治体や企業・団体、九電グループで構成された「坊ガツル野焼き実行委員会」のボランティア145名にご参加いただきました!(野焼き作業は危険を伴う作業ですので、参加者の一般募集は行っておりません)
「輪地切り」は、毎年春に行う「野焼き」の準備の一つで、野焼きの火が周囲に延焼しないよう防火帯をつくる作業です。参加者は5班に分かれて、防火帯となる湿原の周囲10mほどの幅を、刈払機を使って草を刈っていきます。
この日は台風が通り過ぎた後の好天に恵まれ、強い強い日差しが降りそそいでいましたが、参加者の皆さんは重い刈払機を抱えて懸命に草を刈り続けたり、刈った草を熊手でまとめたりと、大粒の汗を流しながら一生懸命取り組んでいただきました。作業中は熱中症にならないように30分ごとに休憩して水分補給を行いました。
暑い中、休憩を取りながら作業を行い、約2時間半で終了しました。少し時間はかかりましたが、皆で力を合わせて全長4kmもの大きな帯状の輪の草刈りを終えました。終了後はキャンプ場で昼食。食事後全員で大船林道終点まで引き返して、この日の作業を終えました。
この日刈った草を乾燥させた後に火を点ける「輪地焼き」の作業を終えると防火帯の完成です。この「輪地焼き」は9月を予定していますので、こちらも実施後にこのページで報告いたします。どうぞお楽しみに!