2019年3月16日
坊ガツルを守る この手で! ~ 坊ガツル湿原で「本焼き」を実施しました ~
今年も坊ガツル湿原の「野焼き」のシーズンがやってきました!
かつては野焼きが途絶え荒廃した坊ガツル湿原。元の美しい風景を取り戻すべく1999年に地元の自治体や企業、団体等と「坊ガツル実行委員会」を立ち上げ、野焼きを再開してから、今回でちょうど20回目になります。今回も実行委員会の皆さんのほか、九州電力グループの社員・家族など約130人にご参加いただき、3月16日に実施しました。
かつては野焼きが途絶え荒廃した坊ガツル湿原。元の美しい風景を取り戻すべく1999年に地元の自治体や企業、団体等と「坊ガツル実行委員会」を立ち上げ、野焼きを再開してから、今回でちょうど20回目になります。今回も実行委員会の皆さんのほか、九州電力グループの社員・家族など約130人にご参加いただき、3月16日に実施しました。
野焼きは、害虫を駆除し植物の芽吹きを促すため、湿原を焼き払う作業です。火を使うため、雨などで湿原が濡れていると実施できない野焼きですが、この日の坊ガツルは夜中に降った雪で一面の銀世界!このままではとても火が点かないので、作業開始時刻を繰り延べて、午後から火入れを行いました!
その後、気温が上がり、お天気も回復したものの、依然風が強いままだったので、作業前の出発式やミーティングであらためて安全第一を再確認!ミーティングを終えたあと現地へ移動して、全体の準備が整ったことを確認したのちに、風下から火を入れていきます。いよいよ20回目の野焼きの始まりです!
各班のリーダーは風の向きを読みながら湿原に火を入れていきます。ほかのメンバーは火が防火帯から外に出ないよう水の入ったリュックを背負い、ホースで水をかけて消火していきます。リーダーは風の向きや強さを確認しながら、慎重に火を広げていきます。
向い風が強く、風下側からの火があまり広がらなかったので、作業の難航が予想されましたが、最後に風上側から火入れすると一気に火が燃え広がり、約1時間半で一連の作業は終了。坊ガツルは漆黒の野原に姿を変えました。作業後は、全員で大船林道終点まで引き返して、活動を終えました。
昨年8月の輪地切り(防火帯づくり)から続いてきた2018年度の野焼き活動は今回の本焼きで完了!けがや事故もなく実施できて、スタッフもホッとしています。今回は急な時間変更もありましたが、都合をつけてご参加いただいたボランティアの皆さんに、心から御礼申し上げます。ありがとうございました!
20年目の節目となる野焼き活動を終えた坊ガツル。今はあたり一面真っ黒なじゅうたんのようになっていますが、春にはたくさんの植物が芽吹きます!皆さんもぜひ春の坊ガツルに足をお運びください!4月には平治岳での環境保全活動を予定しています!こちらもご報告いたしますので、お楽しみに!
20年目の節目となる野焼き活動を終えた坊ガツル。今はあたり一面真っ黒なじゅうたんのようになっていますが、春にはたくさんの植物が芽吹きます!皆さんもぜひ春の坊ガツルに足をお運びください!4月には平治岳での環境保全活動を予定しています!こちらもご報告いたしますので、お楽しみに!