2016年10月12日
森の中で木造建築体験!~大分市立佐賀関中学校のみなさんに来ていただきました~
10月12日、大分市立佐賀関中学校1~2年生のみなさんを「くじゅう九電の森」に招待し、森の役割、森の適切な管理や地球温暖化などについて、 実験や体験を通じて楽しく学んでいただきました。
「くじゅう九電の森」に中学生をお招きするのは、今回が初めてです。
木造建築体験にあたって、まずは、森林のもつ役割のひとつである「炭素の固定」や丸太の製材などについて学びました。
木材を有効活用すれば、大気中の二酸化炭素を増やさずに済むため、地球温暖化の防止に繋がるのです。
その後、全員で少しずつ作業を分担し、製材を組み合わせ、「かけや」という木槌で打ち込んで木造住宅を完成させました。
今回の「森の講話」は、森の役割や地球温暖化に関する、中学生向けの詳しい内容でしたが、しっかり聴いて、学んでくれました。
2年生のみなさんは、来年1月に地区で開催予定の「環境を考えるつどい」で森をテーマにした発表を行うそうです。
「くじゅう九電の森」での体験学習が、今後のみなさんの学習に役立つことを願っています。
「森林観察」で、「くじゅう九電の森」を散策しているとき、「空気がおいしい」「気持ちがよい」という感想が聞こえてきました。
森の良さに気づいてもらえて、スタッフも嬉しかったです。
途中、「タマゴタケ」というキノコを発見!
見た目は鮮やかな赤色で毒がありそうにみえますが、実は美味しい食用キノコなのです。
「林業体験」では、木を切り倒したあとに森の中が明るなる様子を実感し、森を適切に管理することの重要さを理解してもらいました。
【当日のプログラム】10:00~15:00
午前 | 森の講話 土壌透水実験 |
・地球温暖化の現状や森の役割等について学ぼう! ・森の役割「水源涵養機能」について実験しよう! |
森林観察 | ・森の中を散策しながら、生物多様性や木の生長について学ぼう! | |
昼休み | 昼食 | |
午後 | 林業体験 | ・間伐の必要性と手法を学び、間伐作業を体験しよう! |
森の大工作 | ・森の役割「炭素の固定」について学び、製材を使って家を作ろう! |