2023年11月8日
2023年度秋 平治岳の『ミヤマキリシマ』植生保護&登山道整備活動を実施しました !!
2023年度春に引続き、九州電力の社有地でもある平治岳(ひいじだけ)の「ミヤマキリシマ」植生保護活動を実施ました。
11月3日(金・祝)に実施した今回の活動では、ミヤマキリシマの生育の支障となっている樹木の伐採や、登山道の整備を行いました。
地域の団体等で構成する「平治岳の自然を考える会」メンバーや九電グループの従業員とその家族など94名のボランティアの皆さまにご参加
いただきました。
この「ミヤマキリシマ」は九州各地の高山に自生していますが、世界でも九州にしか分布していない希少な植物です。
毎年、5月下旬~6月上旬に花期のピークを迎えますが、一斉に花を咲かせた様は、ピンク色の絨毯のようでとても美しく、迫力があります。
しかし、近年、成長の早いノリウツギ等の樹木に被圧され、くじゅう地域でも少しずつ数が減ってきているようです。
この希少で美しい花を守るため、九電みらい財団では、地域の皆さまとともに生育の支障となる木を伐採する植生保護活動を行っています。
この地道な活動の継続により、本年10月、平治岳の一部が環境省より「自然共生サイト」に認定されました。
※「自然共生サイト」とは、民間の取組み等によって、生物多様性の保全が図れている区域を、国(環境大臣)が認定する区域のことです。
11月3日(金・祝)に実施した今回の活動では、ミヤマキリシマの生育の支障となっている樹木の伐採や、登山道の整備を行いました。
地域の団体等で構成する「平治岳の自然を考える会」メンバーや九電グループの従業員とその家族など94名のボランティアの皆さまにご参加
いただきました。
この「ミヤマキリシマ」は九州各地の高山に自生していますが、世界でも九州にしか分布していない希少な植物です。
毎年、5月下旬~6月上旬に花期のピークを迎えますが、一斉に花を咲かせた様は、ピンク色の絨毯のようでとても美しく、迫力があります。
しかし、近年、成長の早いノリウツギ等の樹木に被圧され、くじゅう地域でも少しずつ数が減ってきているようです。
この希少で美しい花を守るため、九電みらい財団では、地域の皆さまとともに生育の支障となる木を伐採する植生保護活動を行っています。
この地道な活動の継続により、本年10月、平治岳の一部が環境省より「自然共生サイト」に認定されました。
※「自然共生サイト」とは、民間の取組み等によって、生物多様性の保全が図れている区域を、国(環境大臣)が認定する区域のことです。
この日は、朝から秋晴れの模様で、活動中は、11月にしては汗ばむ陽気でしたが、心地よい風もあり絶好の作業日和となりました。
今回の活動場所は、平治岳南峰の1,500m~1,600m付近です。
参加者の皆さまは、ヘルメットや太枝切バサミ、ハンマー、シャベルなど作業で使用する資機材をリュックに入れて、いざ出発です。
山粧う九重連山、紅葉を眺めながらの登山となり、適宜休憩をしながら大戸越(うとんごし)に向かいました。
参加者の皆さまは、ヘルメットや太枝切バサミ、ハンマー、シャベルなど作業で使用する資機材をリュックに入れて、いざ出発です。
山粧う九重連山、紅葉を眺めながらの登山となり、適宜休憩をしながら大戸越(うとんごし)に向かいました。
大戸越(うとんごし)に到着し休憩後、各班の作業リーダーを紹介しバトンタッチ。ミヤマキリシマ植生保護班と登山道整備班に分かれ、各班の作業場所に散らばり、早速作業を開始!
ミヤマキリシマ植生保護班は、ミヤマキリシマの植生を脅かすノリウツギやアセビの伐採作業を実施しました。今回実施するのは、数年前に伐採したノリウツギ等の株から新たに生えてきた枝を伐採する「芽かき」という作業です。直径1~2㎝前後の枝を太枝切バサミで切ります。
参加者の皆さまは、各班の作業リーダーから実施内容の説明を受け、30分毎に休憩を取りながら太枝切バサミを使って切り進んでいきました。木々が密集したエリアでは身動きがとれず、苦労しましたが作業リーダーの指示を受けて懸命に作業しました。
ミヤマキリシマ植生保護班は、ミヤマキリシマの植生を脅かすノリウツギやアセビの伐採作業を実施しました。今回実施するのは、数年前に伐採したノリウツギ等の株から新たに生えてきた枝を伐採する「芽かき」という作業です。直径1~2㎝前後の枝を太枝切バサミで切ります。
参加者の皆さまは、各班の作業リーダーから実施内容の説明を受け、30分毎に休憩を取りながら太枝切バサミを使って切り進んでいきました。木々が密集したエリアでは身動きがとれず、苦労しましたが作業リーダーの指示を受けて懸命に作業しました。
上りと下りに分けて登山道の整備を実施。
春から秋にかけて多くの登山客が訪れる平治岳。登山道脇に咲いた花が踏み荒らされたり、雨で登山道が崩れたりしないように、木製の板(水切り板)を設置(従来工法)していきます。
過去に設置した水切り板の補修作業に加え、”タイバックアンカー工法”という新たな技術も導入して作業を実施しました。
登山道整備のための資機材(板や杭、ハンマーやシャベルなど)を担いで上がるのはとてもハードな作業です。参加者の皆さまにご協力いただきながら作業も無事に完了(従来工法10箇所、タイバックアンカー工法2箇所)することができました。
春から秋にかけて多くの登山客が訪れる平治岳。登山道脇に咲いた花が踏み荒らされたり、雨で登山道が崩れたりしないように、木製の板(水切り板)を設置(従来工法)していきます。
過去に設置した水切り板の補修作業に加え、”タイバックアンカー工法”という新たな技術も導入して作業を実施しました。
登山道整備のための資機材(板や杭、ハンマーやシャベルなど)を担いで上がるのはとてもハードな作業です。参加者の皆さまにご協力いただきながら作業も無事に完了(従来工法10箇所、タイバックアンカー工法2箇所)することができました。
作業は約1時間30分で終了。
参加者は、大戸越(うとんごし)にて、持参したお弁当を食べたり、お湯を沸かしてカップラーメンを食べたり満喫していました。
休憩したあと、当財団辻代表理事の挨拶、記念撮影をして、ゆっくり安全に大船林道終点まで下山しました。
参加者は、大戸越(うとんごし)にて、持参したお弁当を食べたり、お湯を沸かしてカップラーメンを食べたり満喫していました。
休憩したあと、当財団辻代表理事の挨拶、記念撮影をして、ゆっくり安全に大船林道終点まで下山しました。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!
来年の春もピンク色のきれいな花が平治岳一面に咲いてくれることを期待しています♪
皆さまもミヤマキリシマの開花シーズンには、ぜひ足をお運びください!
来年の春もピンク色のきれいな花が平治岳一面に咲いてくれることを期待しています♪
皆さまもミヤマキリシマの開花シーズンには、ぜひ足をお運びください!