2018年11月8日
高山植物「ミヤマキリシマ」を守ろう! ~平治岳で植生保護活動を実施しました~
くじゅうエリアの春の風物詩であるミヤマキリシマ。この美しい花を守るため、九電みらい財団では平治岳(大分県竹田市)において、地域の皆さまとともに生育の支障となる木を伐採する活動を行っています。
さる11月3日、今回も環境省や地域の団体等で構成する「平治岳の自然を考える会」メンバーや九電グループの社員とその家族によるボランティアなど、約70名の方々にご参加いただき、活動を行いました。
さる11月3日、今回も環境省や地域の団体等で構成する「平治岳の自然を考える会」メンバーや九電グループの社員とその家族によるボランティアなど、約70名の方々にご参加いただき、活動を行いました。
この日の朝は、最低気温2℃と霜が降りるほど冷え込み、作業に影響が出ないか心配しましたが、徐々に気温も上がり、とても心地よい秋晴れとなりました。作業場所は、平治岳南峰の1,400m~1,600m付近!参加者は大船林道終点を出発し、坊ガツル湿原を経由して、約2時間かけて、今回本部を置く大戸越(うとんごし)までたどり着きました!
休憩もそこそこに早速ボランティア活動を開始!ミヤマキリシマの植生を脅かすノリウツギやアセビの伐採作業を実施しました。今回実施するのは、数年前に伐採したノリウツギ等の株から新たに生えてきた枝を伐採する「芽かき」という作業です。直径1㎝前後の枝を数本まとめて掴み、ノコギリで引き切ります。ボランティアの皆さんは、各班の作業リーダーから実施内容の説明を受け、手作業で切り進んでいただきました。木々が密集したエリアは、なかなか身動きがとれず大変でした。
今回も植生保護活動にあわせて、登山道の整備を行いました。春から秋にかけて多くの登山客が訪れる平治岳。登山道脇の草花が踏み荒らされたり、雨で登山道が崩れたりしないように、木製の板(水切り板)を設置します。
板や杭に加え、ハンマーやシャベルなどの機材も担いで上がり、とてもハードな作業でしたが、若手?を集めた精鋭部隊に頑張っていただき、無事に完了することができました。
板や杭に加え、ハンマーやシャベルなどの機材も担いで上がり、とてもハードな作業でしたが、若手?を集めた精鋭部隊に頑張っていただき、無事に完了することができました。
作業は2時弱で終了。参加者は晴れ渡った青空のもと、お弁当をいただいた後、全員で大船林道終点まで引き返して、活動を終えました。
来年の春、ピンク色のきれいな花が一面に咲いてくれるのが、楽しみですね~♪
皆さまもミヤマキリシマの開花シーズンには、ぜひ足をお運びください。
来年の春、ピンク色のきれいな花が一面に咲いてくれるのが、楽しみですね~♪
皆さまもミヤマキリシマの開花シーズンには、ぜひ足をお運びください。
年内の坊ガツル湿原一帯の環境保全活動はこれで小休止。次回は来年の3月に坊ガツル湿原の「本焼き」を行います。こちらについても、またご報告いたしますので、お楽しみに~